個人的な目 特集

混迷 MIDI インターネットビューカム オトゲー/次ページ

オトゲー

ゲーム内容はというとインベーダーゲームやギャラクシアンみたいな単なるシューティング。しかし画面は存在しない。プレーヤーはヘッドホンを装着し,音だけを頼りに敵をやっつけなくてはならない。普通,こんな感じのポケットゲームでは,バックグラウンドの効果音や音楽はヘボヘボなピコピコサウンドであることがほとんどだ。しかしこのゲームでは音だけに絞って作られいるため,もっと高価なゲームマシンに迫るサウンドを実現している。音がすべてなゲームだけに,敵のキャラクターを決定付ける音色もよく考えられていてシンプルなゲームにもかかわらず新鮮プチトマトちっくに音世界のイメージへと没頭できる。

敵キャラは左右に動きながらこちらに近づいてくる。左右の位置は,左・左中・中・右中・右の5種類。ザコキャラは単純な動きしかしないから,簡単に倒すことができる。敵が強くなると動きも複雑になり,さらに弾を撃って攻撃してくる。ゲームのシチュエーションは3種類用意されている。

♪ステージ1・・・SFステージ

SFステージは、うにょうにょUFOや、ロボット系のサウンドキャラが登場する。ベーシックなシューティング・キャラだ。

♪ステージ2・・・ホラーステージ

コウモリ、ゾンビ、ドラキュラ、狼男などが登場するのが、このホラーステージである。中でも、レベル2で登場する「口裂け女」はナイス。「アタ・アタ・アタ・アタ・アタシキレイ?アタシキレイ?アタシキレイ?…」とだんだん近づいてきて耳元でささやいてくれるので、「うゎー!くんなー!」てな感じでアタックボタンを押す指先にも力が入るってわけである。

♪ステージ3・・・バラエティステージ

もう、なんでもアリのステージである。敵が「レゲエ」やら「ザンバ」やらで、ワケが分からなくて楽しい。レベル2では、キュートな女の子の声で「いゃ〜ん」「だめぇ〜」「えっちぃ〜」とか言いながら近寄ってくるので、撃つのをためらってしまったりしてると、あっという間にゲームオーバーになってしまうので注意が必要だ。

それぞれのステージで4段階のレベルをクリアーするとエンディング曲を聴くことができる。エンディングテーマを楽しんだ後は,再びレベル1からスタートとなるが,難易度はワンランクアップする。

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