e-one vs iMac

Wed.25.Aug

またまた仮処分申請な話。 ソーテックのe-oneが売れてるらしい。これがヒットしなかったら「そんなパソコンもあったね」で終っていたところだ。ところが売れてしまったがゆえに、スケルトンタイプのパソコン・iMacを先行発売しているアップルがこのまま黙ってるわけにはいかないというわけだ。iMacと言えば今やアップル社の大看板。 米アップルコンピュータの日本法人はe-oneのデザインがiMacを違法に真似ているとして損害賠償を求める民事訴訟と販売差止めを求める仮処分を東京地裁に申請したという。 これに対し、ソーテックは『じょうだんじゃねぇゼ。スケスケ素材は時計やゲームや筆箱や風呂桶にだってあるじゃんか！これからもe−oneを売って売って売りまくってやるゼ！へへへのへー！！』と徹底抗戦の構えである。 スケルトン流行りで、AT互換機にもスケルトンタイプが出るのは自然な流れであり、半透明のタワーケースも次々に発売されている。確かにe-oneはiMacに似ている。しかし、iMacと間違ってe-oneを買ってしまう人は、まずいない。「どっちのデザインがいいかな？」と迷う人はいるかもしれないが。ソーテックの冒した最大の過ちは本体の上部に取っ手を付けちゃったことだ。iMacのコンセプトに近づき過ぎてしまったのだ。どうせ付けるなら、タイヤを付けとけばこんなことにならなかったのにね。

販売差止めまでは行かなくても、なんらかの譲歩を引き出そうという思惑がマック陣営に…？

ロックントレッド VS ビートマニア

Thu.19.Aug

どーも食中毒が流行ってるらしい。そろそろ夏バテしてる人も多い のでは。くれぐれもナマモノと水には気よつけましょう。 さてさて。ＤＤＲでいい汗かいてますか？とゆーわけで、アーケー ドゲームな話題から。 * * * * * コナミがジャレコに対し、類似ゲーム機の製造・販売の差止めを求 める仮処分申請を出した模様。ジャレコのアーケードゲーム機「ロ ックントレッド」がビートマニアそっくりで、著作権を侵害してい る、というのがコナミが仮処分申請を出した理由だとか。しかし、 これはまったくナンセンスな話だ。ビートマニアがワリとクールな 色使いで、クラブミュージックを意識しているのに対し、ロックン トレッドの方は、カラフルな色調で、筐体を見ても全くの別物だ。 どちらも音楽を前面にフューチャリングしているわけで、使用する 楽曲も重要な位置を占めているゲームカテゴリである。ロックン トレッドでは、既存の楽曲から選曲しているのに対し、ビートマニ アでは、オリジナルの曲を制作している。ロックントレッドは後発 であるにもかかわらず、どこを取ってもビートマニアには及ばない。 明らかに見劣りするゲーム機に対し、なぜこれほど目くじらを立て るのか理解できない。また、縦にスクロールしてくる楽譜（のよう なもの）にタイミングを合わせてボタンを押し点数を競う、という ゲームシステムをまねているのが問題である、ということだとする と、これもまたナンセンスな話。エレクトリックゲームを遡れば、 落ちてくるキャラにタイミングを合わせてボタンを押すゲームなん てのは「ポパイ」や「ファイヤーマン」などに代表されるような、 20年以上も前にブームになったモノクロ液晶画面のポケッタブルゲ ームと基本的にはなんら変わりのないシステムである。

ビデオゲームのシステムの基本的なアイデアは ほぼ出尽くしたのではないだろうか．ゲーマーの 気分を盛り上げるための演出力が問われる時代である．

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