4月4日午後8時から放送されたTBSテレビの『Mr.マリックVS芸能界 大スター軍団全面対決 トリック見破りバトル 超魔術完全包囲網ＳＰ』という番組で、Mr.マリック氏がマジックを行い、ゲストの著名人がマジックのタネを見破ったら賞金を貰えるという番組をやっていた。この放送のゲストに細木数子氏が出演。マリック氏がマジックを行ったが、細木氏はマジックのタネを見破れず失敗。賞金の100万円は獲得できなかった。その直後、細木氏は「もう１回やらせてよ」とマリック氏に進言。マリック氏が「あなたは賞金ゼロですから」となだめると、細木氏は「あたしはコレを出すから」と、指にはめていた指輪を差し出した。細木氏は、その指輪は5000万円の価値があると言った。すると、なぜかマジックを見破った賞金が500万円ということになり、マリック氏は、小さい紙に細木氏が書いた文字を見ないで当てるという透視マジックを開始した。細木氏はこのマジックのタネをみごとに見破り、賞金500万円を獲得した。この直後、細木氏は獲得した500万円を全額寄付することを宣言し、細木氏が出演した部分の「トリック見破りバトル」は終了した。その後、別のゲストが出演し、番組は続いた。
ゲームの勝者が、番組側が用意した賞金を獲得するというだけなら問題は無い。ところが、先の番組では、ゲストの細木氏が金員を差し出すことによってゲームが成立している。細木氏は明らかに「賭け」を成立させる目的で指輪を差し出した。状況は、ゲームに失敗した場合には、細木氏は指輪を失うというシチュエーションになっていた。これは賭博が成立した瞬間と言えるのではないだろうか。
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