![]() |
サダム・フセインは生きている? | 21.Mar.2003 |
■3月21日時点でのアメリカの公式発表では、「フセインの生死は不明」としているが、実はフセインは生きていて、今後アメリカ軍に殺されることもないだろう。そして、当分の間、マスコミに登場することもない、ビンラディンのように…(録画ビデオ等は除く)。 ■すでにフセインは安全な場所に逃げている。なぜなら、アメリカは事前にフセインと密約をかわしているからだ。この戦争は、すでにシナリオが出来上がっており、コトはほぼシナリオ通りに進んでいる。このシナリオの証拠は無いし、今後数十年は出てくることもないだろう。だが、状況証拠は徐々に見えてきている。 ■アメリカとイラクが戦った場合、イラクが勝利する可能性はゼロである。フセイン自身も、これは充分すぎるほど分かっている。アメリカと戦ってイラクが敗れたことにすれば、「フセインは勇敢に戦って敗れた」ということになり、フセインの面目はかろうじて保たれる。まともに戦えば、自分が殺されるであろうことはフセイン自身が一番よく知っている。アメリカは、こうしたフセインの状況や心理を見透かして、秘密裏にフセインの説得工作を行ったものと考えられる。 ■こうしたシナリオが出来上がっていたからこそ、国連の決議を待つどころか、まるっきり無視して、アメリカは開戦を急いだのだ。 ■ブッシュ大統領が演説で伝えた「最後の48時間」の猶予期限が終了した直後に、アメリカ軍はほんの少しイラクに対して攻撃(スカッドミサイルの発射)を行った。その直後、1万ものイラク兵が戦わずして投降した。これは、イラク軍の一部に「アメリカのシナリオ」が幹部を通じて漏れていたことによるのではないだろうか。そして、追加の主要施設破壊行動を最小限に行い、アメリカ軍およびイギリス軍などの協力部隊は、すぐに首都陥落を目指す地上軍の侵攻に踏み切った。この後、イラク兵の投降は増えるばかりである。この戦争は短期に終ることになるだろう。イラク軍が自国の油田を破壊することが懸念されているように報道されているが、おそらくこれも起こらないのではないか。 ■以上の話は、まったく想像の域を出ないのだが、ありえない話でもないのではないかと思うのだが。これが正しいかどうかは、今後の展開で明らかになるかもしれないし、ならないかもしれない。微妙。 ■本稿を書いた後、作家の佐々木敏氏が発行するメールマガジン「週刊アカシックレコード」を読んでみると、「イラク軍将校らが米軍によって買収されているため、多くのイラク兵が戦わずに投降する」ことを3月19日付けのメールで指摘し、予測していた。毎度考察のスルドイ人である。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |