カーナビを買い替えるのだ! の巻
第5章 使用レポート


使用1ヶ月を過ぎて・・・
基本的に週末ドライバーなので、1ヶ月と言っても数えるぐらいしか乗っていない。
よって、必ずしもこのレポートがすべてではないので、今後、ある程度の期間を過ぎたらレポートしようと思う。

豊富すぎるマップと機能
 さて、取り付けて1ヶ月。実はまだ使いこなせていない(苦笑)
というのも、機能がありすぎなのである。正直言って、地図表示の名称すら覚えきれていない。
スタンダードマップ、ドライビングマップ、バーチャルシティーマップ、スーパーライブビュー、ハイウェイスーパーライブビュー、ハイウェイサテライトマップ、都市高マップ・・・まだまだあるような気がする。
これらのマップが、どの状態でどういう風に表示されるのか、それと、ズーム切り替え可能か、可変3D表示にできるのかetc、把握するのが大変なのだ。

選択の幅が広いと言うことは、それなりに使いこなせば便利な機能なのだろう。
初めて表示されたドライビングマップは、道路がエンボス表示で違和感があった。
道路がエンボスだと細かい路地がたくさんある地域では見づらいのだ。
しかし、恐らくそんなユーザのために、スタンダードマップが存在し、オーソドックスな表示もしてくれるのだろう。その点は評価できる。


分かりやすいルート案内、素早いリルート
 ルート案内をさせたときの画面は、この上ないほど見やすく便利である。
まず、行き先案内の看板(標識?)が表示されて、どの方向に行くのかが分かりやすい、そして、レーン案内も表示してくれる。
で、これは最近のナビはすべてそうだが、交差点までの距離がカウントダウン表示する。
交差点の3D案内画面も右左折するポイントの「<<<」や「>>>」の矢印が縦に表示されるので、目立って見逃すことが少ない。
例え間違えたとしても(中には故意に案内を無視する場合もあるが)、リルートは一瞬で素早い。
以前のナビは案内ルートを過ぎて700mを過ぎて初めてオートリルートが働いた。その後、1〜2分(あくまで体感時間)、長距離ルートではそれ以上の時間をかけてやっと新しいルートを表示するが、HD9000は数十メートル過ぎた辺りで新しいルートが表示されている。 これはすばらしい!
 ルート案内に重要となってくるVICS情報だが、ルートの先に渋滞が発生すると、「周囲の状況が変りました・・・」という案内が流れ、リルートしてくれる。
この機能は前のナビにはなかったので比較しようがないが、便利であると思われる。
今のところ自宅近辺の場所でしかこの機能が働いてないので、本当に便利かどうかは今後のレポートにて報告できると思う。
ただ、この案内が流れた後、新旧ルートを比較できるのだが、そのボタンが押せる時間が限られていて、運転中に操作するのは非常に難しい。ナビを本当に信頼できるまでの間は時間をかけて新旧ルートの比較をしたいと思う。


さりげなく便利なVICS
 今までのナビは予め設定した6つの局を選択するものだったので、東京(82.5)しか使わなかった。
HD9000のFM VICSは、県境を過ぎると自動的に周波数が切り替わる。新しいナビでは当然のことだが、この機能を初めて体験すると感動する。なんせ何も意識しなくとも、勝手に切り替わっているのだから。
更に重宝するのは、FM VICS情報(レベル1)が入ると渋音声読み上げをしてくれる機能。画面にもポップアップ表示してくれる。

光/電波ビーコン(レベル2)を受信した際は、画面が分割されて地図も表示されるので、表示中に地図が見れないという前のナビのようにイライラ感がない。特に首都高のような分岐が多い場所では便利だ。

渋滞表示(レベル3)は点滅表示してくれるので非常に見やすい。前のナビは国道が赤だったので、渋滞を示す赤表示は渋滞なのか本来の国道なのか区別がつかない場合があった。
ただ、一般道の上に首都高がある場所でどのような表示をするのかは、まだ体験していないので分からない。これが区別されて見やすく表示されれば100点満点だ。


スーパーライブビューは本当に必要か?
 首都高と言えば、ハイウェイスーパーライブビュー。 そんな機能いらんわい! と最初は思っていたが、「遊び心」としては受け入れている機能。実際に体験すると「楽しい」の一言。
 実際の風景とほぼ同じなので感動はする。でもそれより感動したのは、ナビ上の通り過ぎていくビルの絵にぼかしが入っていてスピード感を感じられたこと。これはすごい! (驚くポイントが違う?)
まぁ正直なところは、そんな機能要らんからもっと地図データに力を入れてくれ〜って感じ。

都心環状を走ってみたが分岐やICが多いため案内は絶えず続き、さらにVICS情報を受信するので、ほとんどスーパーライブビューが楽しめない。運転も忙しいので見れる暇がないのだ(苦笑)
同乗者を飽きさせない機能と言っても過言ではないだろう(笑)
ちなみに、VICS受信後ハイウェイスーパーライブビューに表示が切り替わるまで、5秒ぐらいかかった。これだけのグラフィックを表示させるのは重いのかもしれない。


3Dジャイロはスバラシイ
 ルート案内を無視して首都高を降りたのだが(要するに遠回りのルート案内だった)、降りた瞬間に一般道のルートを表示してくれた。これはとてもありがたかった!
やっぱり、3Dジャイロ機能はすばらしい。
前のナビは一般道と首都高の区別がつかずに大変だったのだ。


住所検索と電話番号検索って便利!
 住所検索と電話番号検索で目的地を設定してみたが、これは非常に便利である。
実際に住所だけを頼りに友人宅へ出向いたが、ピンポイントで到着。完璧だった。
他、インターネットで検索したラーメン屋や食事処の電話番号を入力して行ってみたが、これも完璧。
おかげで美味いメシにありつけた。
個人宅の電話番号検索は苗字を入れる必要があるが、まぁテンキーからも入力できるのである程度楽と言ったところか。


音声入力はイマイチ?
 運転中に欠かせないのはやはり音声入力。個人的には期待していた機能ではあったが・・・認識率がいまいちである。 どのように話せばちゃんと認識するかが未だに分からない。
認識するときは一発で認識するが、認識しないときはまったく別のキーワードを呼び出してしまう。
どうやらカーステの音も拾ってしまうようなので、今更になってナビミュートの機能が恋しくなる。
まぁ、それ以前にボイスワードを覚えるのが先決かもしれない。 メニュー通りのキーワードでも操作できるが、どうせならショートカットしたい。 これから特訓をつもうと思う(笑)


これは嬉しい! 機能バージョンアップ
 使用してすぐに諸々のバージョンアップをした。11月版のバージョンアップで、パーキングルートサーチに加え、FM文字多重放送データバンク機能が追加されていたのだ。
既に購入した時点でパーキングルートサーチの機能が盛り込まれていたのだが、念のためバージョンアップ。

パーキングルートサーチは目的に近づくと近くの駐車場を検索して目的に設定してくれる機能で、これまた便利な機能である。が、駐車場があまりに近すぎるとルート設定を放棄するのだ(笑)
まぁ、当たり前ではあるが。

FM文字多重放送データバンク機能は、・・・使ってない。
ただ、VICSか多重放送かは分からないが、天気情報を取得するとスーパーライブビュー等の空の画面が連動するようになった。これは使っていて気持ちがいい! (雨の日に画面上でも雨が降っているとどんよりはするが・・・)

地区別のランドマーク情報も更新した。こちらは1地域につき4〜5分時間がかかるので、本当に必要な地域のみ更新するのがいいのだろう。


ルートサーチは・・・おばか?
 ルートサーチだが・・・甲乙つけがたい。ただ、決して良くはない。
前のナビと違って主要道路を優先にルートを作ってくれるのはいいのだが、時として道なき道を案内しやがる。なんとなくだが、駅前の道に弱いような気がする。この1ヶ月で3回嘘のルートを案内させられ、嫌気が差した。全部駅前だ。
噂されている地図情報の古さについては、今のところそれほど古さを感じてはいない。ルート案内のお馬鹿加減も、そんなに言われているほどバカではないと思う。
高いものだけに期待する気持ちは分かるが、個人的には期待しすぎるのもいかがかと思う。


TV画面はキレイ!
 チューナーの感度を評価できるほどTVを見ていないのでなんとも言えない。ただ、液晶画面がきめ細かいので、ちゃんと受信したときの映像はとてもキレイだ。
さすがWIDE-VGAディスプレイだけある。ここまでキレイだと、ワイド画面でDVDを見たくなる。


SDカードは使わな損!
 最後にSDカードを利用した感想だが、インターネットでダウンロードしたオービスデータをSDカードに入れてナビに取り込んでみた。
オービスデータに限らず、これは非常に便利な機能である。 データ形式を把握すれば、タブ区切りのCSV形式ファイルを作成するだけで登録ポイントが一括登録できるからだ。
これについては、別のプロジェクトとして報告していこうと思っているので、乞う御期待。